こんにちは。
最近は英語学習を兼ねて、英語で小説を読んでいます。私は読書が大好きなので、本を読みながら英語学習をしていく方法は自分に合っていると感じています。
「英語学習の為に洋書を読んでみよう」そう思われる方は多いと思います。
「洋書は初めて読むけれど、まずは何から読んだらいいんだろう?」そんな方には、日本人作家さんが書かれた作品の英語訳版がおすすめです。
海外作家さんの作品を読む場合と違って、日本の話だと理解がしやすいからです。(海外の物語は、その国の文化や背景について知識がないと、どうしても理解しきれない部分があります。)私が日本で生まれ育った、ひよっこの洋書初心者だからこそ、実際にそう感じました。
最近は吉本ばななさんの「キッチン」を読んだので、感想を残しておこうと思います。
「キッチン」を選んだ理由
日本語でキッチンを読んだことがあり、好きな本だからです。
そもそも日本語の本でも、自分の趣味に合わなかったり、面白くない場合は、「途中で読むのをやめてしまった。」そんな経験、きっと皆さんあると思います。
ましてや、英語で文章を読むって、やっぱり慣れてないうちは結構しんどいので、何より楽しめながら読めるというのが1番大事だと思います。
自分が興味を持てる内容だと、やめられない止まらない!続きが気になる!で読み進められちゃうんですよね。
自分の好きな本が英訳されている場合は、まずはその本から挑戦されることをおすすめします。
キッチンを読んだ私の英語力
キッチンを読んだ際の私の英語力は、TOEIC600点後半です。文法に苦手意識あり。知らない単語が結構出てきたので、都度調べながら読み進めました。
下記、冒頭部分の引用になります。そこまで難しい文法は使われておらず、読み始め易いのではないでしょうか。
「The Place I like best in this world is the kitchen. No matter where it is, no matter what kind, if it’s a kitchen, if it’s a place where they make food, it’s fine with me. Ideally it should be well broken in. Lots of tea towels, dry and immaculate. White tile catching the light (ting! ting!).」
(私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。どこのでも、どんなのでも、それが台所であれば食事を作る場所であれば私はつらくない。できれば機能的でよく使い込んであるといいと思う。乾いた清潔なふきんが何枚もあって白いタイルがぴかぴか輝く。)
引用:キッチン 吉本ばなな
私は日本語版⇄英語訳版を大体ワンシーン毎に交互に読み進めました。
↓こんな感じで2冊並べて読んでました。
英語訳版のみで内容を100%理解は出来ませんが、日本語でストーリーを頭に入れておくことで、英文で場面が全く想像出来ないということがなく読み進めることが出来ました。
「キッチン」自体、日本語で読んでも難しい内容ではないので、比較的読みやすいと思います。
英語版キッチンを読んで感じたこと
●私は普段、母国語である日本語で小説を読んでいます。日本語で読むときは、何の苦労もないので、結構何の気無しに読み進めちゃってたりするんですが、英語で読むとなると、一文一文しっかり文章と向き合わないといけないので、作品をよりじっくり味わえました。「あ、ここってこんな心理描写がされてるんだな」とか、色々な発見があり楽しかったです。
●英語ではそうやって表現するのか!をたくさん知れて、新たな英語表現や単語を学べました。
↓一例
本文中に「out of the blue」というイディオムが出てきます。意味を知らなかったので調べたら、「突然に、出し抜けに、いきなり」といった意味がある様です。私は「突然に」と聞くと、すぐに単語で「suddenly」を思い浮かべるので、こういったイディオムを知れたのは面白かったです。
●日本語版と比べてみて 直訳ではなくあくまでも翻訳であって、省略されていたり、ニュアンスも違うところがあるな〜と思いました。直訳だと、英語圏の読者の方にとって理解しづらい部分は、翻訳者さんの考えで置き換えられています。
●何より、英語で1冊本を読み切ることが出来ると、嬉しくて自信にも繋がります!
最後に
今から洋書に挑戦したいと思われているみなさんも、まずは、自分のお気に入りの本からスタートされる事をおすすめします。
英文に抵抗がなくなると、読むことが出来る本の量も圧倒的に増えると思います。いつか、どんな文章でも抵抗なく読める様になる日が来ることを夢見て、これからも日々英語と触れ合っていきます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。また別の本を読んだら感想を残していきたいと思います。
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